読んだ本
- 作者: ジェニファーアームストロング,Jennifer Armstrong,灰島かり
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2000/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
ジェニファー・アームストロング、灰島かり訳
いやーおもしろい。
夏は極の探検ものに限ると思ってはいたけれどおもしろい。
シャクルトンで検索かけるとそのリーダーシップに関してのがわんさか出てくるけれど全員が生き残って帰ってくる（別口での隊には死者がでている）のが素晴らしいです。途中途中でてくる写真がまたいい。いつか公開できるかと思いながらたくさん撮ったうちの一部を大切に保管してそして今本に載っているのだ。ペンギンの子どもがワッフワッフしててかわいいけどこれを食べたり油を取ったりして生き延びたわけですね。犬を全部殺さなきゃいけないのもわかっちゃいるけれどかわいそうでした。
しかし犬肉がうまいというのはやっぱりそうなのか。
あっさり描かれているところに偉業が隠れていて、たとえば要所要所で３日間寝ていないとか50時間舵を取り続ける、なんて描写が出ているんだけど言葉なら簡単だけれどもまさに想像を絶する。せっかく救助を求めに来たサウスジョージア島もずいぶんと楽ちんな感じにも読めちゃうけれども山を越えなきゃいけなかったし。
極の探検ものはいいです。次は北極にとりかかろう。おすすめです。
