寒い中立ちっぱなしの馬がいるというので見に行ってきました。


午年だしね!

立馬っていうとこんなん思い浮かべてたんですよ青森県は尻屋崎。前回行ったときは2013年9月16日。

台風まっさかりでどこにも馬なんておらずだいたい窓を開けようもんなら車の真ん中よりさらに先まで雨が入ってきてカッパ着ててもパンツまで濡れる状態でした。

える しっているか こんな道を通ると くるまのなかが しばらく どぶのにおいがする
まじで。


冬場は尻屋崎灯台よりちょっとはなれた「アタカ」って場所で放牧されている寒い中立ちっぱなしの馬。



いるぞいるぞでっかい馬がいる。

ごはん食べてるんだけど、この干草を食べる音がでかくてびっくりする。




がぐっごきゅっががっっていう干草を食む音だけが響く。

たまにこんな感じでごはん食べるのやめて営業してくれる子も。

そうそう、こういうの寒い中立っている馬みたい!

まあこの白い中地面かなって見える茶色はすべてうんこですけど。
そんなんでうんこだなーってカメラいじってたらどこかからかふーんっていうすんごい鼻息が聞こえてきて振り向くと


そうそう、こっちよ!的な子が。
「…!?ご、ごろん!?」と言ったらなんと

ごろん!



ごろんどうだったーってでも言いそう。

冷たかったんじゃないのかしらと近寄ると





さわりなさい、って近寄ってきた。とても大きいからちょっと怖かったけれど、毛はごわごわしていて温かくて、まるで猫みたいにずっと触らせてくれた。


次の日の朝見に行ったときもみなさんじゆうにごはんタイムでして

おしっこも長い長い。見入ってしまう。


でやっぱりうろうろしてると



こんなんでいつのまにやら鼻息の暖かさを感じたらいて、さわれーって言ってるみたいに来る馬がいた。
首のあたりがかゆいのか柵になんどもこすり付けていたのでそこを掻いたらじーっと掻かせるがままだった。やめるとさらに鼻息をかける。昔飼っていた犬とうさぎを思い出す。もっと謙虚で静かに隣にいてあたたかい鼻息をかけるのが寒立馬だった。こんなにひとを信用しているってのは親切に彼らを育てているひとがいるのだろうなあ。



そんなこんなで帰りは八戸の八食センター


馬刺しなどを食べて帰りました。これがまたおいしかった。