郡山市ふれあい科学館スペースパークに行って宇宙飛行士になった気分で回転する

福島県郡山市ふれあい科学館スペースパークに行ってきた話。

この間、途中まで購入していた宇宙兄弟の続きを読もうと何巻まで読んでいたか確かめたら日々人さんがロシアのバレエやってる娘さんとのふれあいあたりで止まっていてずいぶん長いとこ読んでなかったんだとおどろいた。大急ぎで続きを読んだんだんだけど相変わらずおもしろかった。この漫画は(最近の漫画はこれに限らないけれど)あっという間に30分もかからず一巻読めてしまうのでこんな感じで時々思い返してまとめ読みするのがちょうどいい。長い連載ものの漫画をネタバレなしにノンストップで読める楽しさっていうの、あります。明日は何の予定もないっていう週末にお酒を飲んでいるみたいな楽しさ。
宇宙兄弟」という漫画は、宇宙飛行士になりたかったなんていうことすらおこがましくて恥ずかしくて言えなかったような自意識過剰な、しかしうすらぼんやりそんなことが自分の人生にあってもよかったんじゃないのかなって思ってた底辺理系層の自分の心に切なさとともに響いてくる。あと万能で天才型の主人公の成功物語(例えばのだめカンタービレのような)の爽快感。自分を含め、30代は日本人が初めて選抜されて毛利さんや向井さんが宇宙飛行士になった経緯を知っているし、その徹底的な自分以外の力も借りなければ絶対になれないような大変さもしみじみわかっている。当時の記憶では家族三代以内に特定疾患がある場合は選抜から漏れるとかなんとかだとか言われていた。ほんとかよって言いながらもなんとなくそういうもんかもと思っていた。30分以上車に乗っているだけで乗り物酔いをして当時から両目併せて裸眼が0.1もなかった自分と宇宙飛行士の間はとてつもなく遠かったけれど日本人が宇宙飛行士になれるってことだけで一気に宇宙が近くなった気になったもんです。


ってことで行ってきました。郡山市ふれあい科学館スペースパーク。

エントランスからの高い天井。でっかいプラネタリウムがある。

この日は残念ながら雷の大量発生の予報で休止…。雷め。


展示ゾーンに降りていくと

なにやらぴょんぴょん飛び跳ねるこどもが見える…!

そう、ここでは日々人じゃなくてもムーンジャンプを体験できるのです!


他にも月面ローバを遠隔操作できたり

国際宇宙ステーションのきぼうモジュールの模型があってシミュレーションゲームがあったりします。
ロボットアームのシュミレーションゲームなんだけどちょっとおもしろい。

そしてトリプルスピン!

めちゃくちゃランダムに回転。これ、子どもさんが誰も並んでいない隙に乗りましたが何が起こっているかまったく把握できないくらいくるくる方向でたらめで回りました。乗る際におねえさんたちがシートベルトを締めてくれるんだけど距離がとても近くてドキドキしました。こりゃたまらんと思いました。本人も着ている服もかわいらしいし…。

他にも実験ラボで実験ショーがありましたし

惑星の動きや、ブラックホールにどうやって吸い込まれるかの観察ができたり

星々の距離を測るしくみを知ることができたり

こぢんまりとしていましたが自分が子どもならば最高であったろうなまあ今でも最高だけれども、のオンパレード。


ときどき、都会と田舎とっていう議論がなされるけれども、こういうところに気軽に、一度は家族で来て、何度も行きたいから子どもだけで行けたりできる環境があるのかどうかは大きいことだよなあ。
わたしの中でのそういう理科への入り口だったところは盛岡子ども科学館でした。
それ以外だと、水をかけてはいけません、っていう海苔の缶に入っていた白い粉(石灰)を一年集めて一気に水をかけた時かなあ。


おまけ


久しぶりに見たAIBOの近くに本物のペットみたいに消毒のが置いてある(あと入っているのがうさぎの檻)のがちょっとおもしろい。

宇宙っぽいピクトさん