ナマハゲを見にいって女についていろいろ考える

ナマハゲはヒト科ヒト属ヒトの中でも秋田県男鹿半島に生息するヒト。

好物は子どもの泣き声…!(たぶん)あとかさぶた…!(たぶん)



なまはげ館っていう館はいつでもナマハゲに出会えるまあ動物でいうところの動物園です。

入り口にもういるし。

受付にもいるし…。


世界のお面。


戦隊ものみたい。

高校時代暇でしょうがなかったときにときどきはりぼてのお面を作っていましたが今思うと女子高生として大丈夫だったのかな、と心配になりますね。自分が自分の担任だったらほんとそんな女子高生やだ。




男鹿真山伝承館っていう併設されているところに行くと生ナマハゲに会るってのでこりゃ見るしかないと行きました。開講時間って30分単位でありましてあれだ、ペンギンの餌付けっぽい。



さて、いよいよナマハゲの餌付けが始まります…。

まずはナマハゲがきますよ、と教えてくれる親切なヒトが来ます。飼育員さんとしましょう。

来てもいいよナマハゲってなったら来ます。

「怠け者はいねがー!」「泣く子はいねがー!」と徘徊。

この時点でナマハゲの好物である子どもの泣き声は多発。とてもよい状況です。

今まさに捕食されようとする子ども…!

秘儀!子どもは怖いものを見えなくすると泣き止む法則…!

徘徊して思う存分子どもの泣き声を聞いてちょっと落ち着いたナマハゲは座ります。

で、毎日地区のヒトを山から見ていてのストーカー日記のようなものを出します。

で、ここでいろいろ言うんですが、非難される相手は勉強しない子どもであり、夜遅くまで友達とカラオケに行って朝ごはんの仕度をしない嫁であったりするのでありました。正直このくだりの周囲の空気はすごかった。なんですかね、あの誰しもが(その話もういいよ…危ないからもうやめようよ…)っていう。あらゆる年代の女のヒトが一斉に「…カチン…!」っていう何かのスイッチが入った音がして怖かったです。まあわたしも入りました。もちろん勉強しない子どもの原因は遊び歩いている嫁っこにあり、遊び歩いている嫁っこは朝早くおきて家族全員のままざめ(ご飯の仕度)をするのが当然っていうのが根底にあるわけですよ。やめよう、その話はやめよう、わたしもやだけど年配の女のヒトもちょっと面白くないわね、っていう顔をしていた。今はどうかわかりませんが、昔は若い嫁っこを狙って酔っ払ったナマハゲたちが触りに来るっていう相当な野蛮さをはらんでいる行事であったのでそこをどのように払拭して観光化するのかってとこですよなあ。早くストーリーは直したほうがいいと思う。そういうさ女いびり嫁さんいびりがショーになってるってそんなんだから嫁なんて来ないんだよー!ばーかばーかナマハゲのばーか!


「なんだとう!?」

「なんだとう!?」(地団駄)
ぎゃああああ。ナマハゲがー。

はあはあはあ。逃げなくちゃ…。

ぎゃああああ。

ぎゃああああ。

ぎゃああああ。

ぎゃああああ。ふつうのヒトもナマハゲになってしまっているー。

かわいい。

「悪口いうやついねがー!」
ぎゃあああ。

ん…?

わあああ新たに生み出されているー!

ぎゃあああ。ネクタイにまでー。
早く、早くここから逃げなくては…。

ぎゃああああ。外にもいるー。

ポストにまでいるー。

いるー。

いるー。

いるー。


直売されて、いるー!(されていません)


もう男鹿から一刻も早く出なくてはやつがーやつがー追いかけてくるー!
でもおなかがすいたのでしょっつるラーメンを食べてから逃げることにしました。


うまい。

さて再び逃げようかな。

ぎゃああまだいるー。

いるーーー!なんかちょっとおばさんぽいなこいつ。

ぎゃあああ。おおきいー。
はあはあはあ。もう男鹿から出ないと…。って車に乗りましたら…。

ぎゃああああああああ。ここにもいるーーー!誰だ乗せたのーーー!(じぶんです)



まあそんなこんなで楽しかったです。ほんと男鹿半島全体で何匹ナマハゲが生息してんのか数えてほしいくらい。たぶん1匹いたら30匹はいますよあやつら。