ウー・ウェンさんのパオズ(包子)

ウー・ウェンさんの小麦粉料理の本は読んでるだけで楽しいし作ってまずはずれない(しかしむつかしすぎて手がでないものもある)んですが、その中でも一番簡単で確実においしいパオズ(包子、つまりにくまん)を作ったのだ。

ウー・ウェンの北京小麦粉料理

ウー・ウェンの北京小麦粉料理



小麦粉200g、ドライイースト3g、砂糖9g、塩小さじひとつまみ(たぶん1g弱)、箸でまぜるのだ。
砂糖がなかったら三温糖でもいいよ!ってそれしかなかった。

40℃前後(冬場なら45℃前後)の水110gを3回にわけて投入するっ。
結果としてねちょねちょなばらばらだったみんなの気持ちがひとつに!って感じでまとまってくるんで

「ヌルヌル に ナッチマイナ!」
ってサラダ油13gを投入〜。
こねこねこねこねして手のひらの親指の付け根のあたりでぐぐっと押してはまとめてをくりかえしてあかちゃんのほっぺたみたいになったら濡れふきんを乗せておやすみ〜。

あかちゃんのほっぺたくらいの硬さっていまいちむつかしい。
実際結構な弾力ですよあやつらのほほ肉…。

あっこれはちょっと大きいひとだ。

そうそう、これくらのときのほっぺたね。
あっこれはエルモが赤ちゃんを食べるシーン…ってちがうエルモ人肉食べたりしない!(エルモの声で読んでください)
皮が2倍まで膨らむ間に中に入れる具を作っちゃいます。

具は大きいとおいしい〜。
豚肉200g、長ネギ1本、生姜のすりおろし3g程度、しょうゆ、お酒、ごま油、オイスターソース(調味料は適当!)をまぜまぜ。

だいたい2倍…なってない気がするけどアルコールのにおいも強くなってきてるしまあいっかと包むことにします。
ここでの反応式は以下だよ!
C6H12O6 → 2 C2H5OH + 2 CO2
グルコース(糖分)を分解してエタノール二酸化炭素が出るっ。そうだね嫌気呼吸だね!
生地を長い棒状にして、8等分。

具が大きいとおいしいんだけど包むのがなかなかむつかしい〜底を厚くすればいいかも。
本には「ベテランは左手の親指だけしか汚れない…」とかかれていますがわたしなんてもうどれもこれもベットベトです。

じゃーん。にくまんぽい!

一個ずつクッキングペーパーに包むとくっつかないからいいです。
で、この形になってから二次発酵つーことでふたたびおやすみー。
30分くらい?さきっちょがとんがってたのがふんわりになるといいんだって。
そしてその後パオズたちを待ち受ける過酷な運命…。

「ふははは蒸気地獄じゃあああああ(15分間)」(誰なんだ)
この間暇なので飲んだくれたりハイクをしたりツイッターをしたりします。

超たのしい。


さてどうだ。

ふむう。外見だけじゃわからないので食べます。

ふむふむ。

うまいっす。
冬場はなかなか発酵が進まないんでつらいですがほらもう少しで春だし雪も消えてきたしどんどん作ってお花見にもっていってもぐもぐ食べるといいです。なぜならおいしいから。