4月7日深夜より8日の流れ

記録のために書いておきます。

4月7日木曜日、朝から「今日で今週終りだあ!」という間違いを通勤途中に気がついて絶望しながら職場に到着。同僚に「今日がまんすればなんとかなるって思ってたのに…」と言ったら「がまんしてたの?」と言われそういえばがまんなんてしてないわねえ、とちょっと自分でびっくり。ただ疲れているだけだったのでしょう。がまんなんて何にもしてないのにね。

通常勤務があり、その後久々にジムに行って40分ほど泳いで程よく疲れて帰宅、犬の散歩をして23時ごろ寝ました。
23時32分、寝ていたからかすっげえ揺れる、でも横揺れだ、これ以上大きくなる?ならない?どうする?と布団をかぶりつつ悩んでいたらどこかで緊急地震速報テレビ版の音がするのを聞きました。その後3分くらいで揺れがとまったので防寒着を持ちつつ1階に移動、この時点で停電していてまず発電機の設置と反射板ストーブの設置を手分けして行いました。テレビを見ていたのは祖父らしい。発電機が動いてからファンヒーターと明りとテレビをつけてしばらく報道を見ていました。地震直後の仙台市の様子の謎の発光とその後のすみやかなる停電の様子がちょっとざわっとしました。きれいだな、と思った。
眠れなくなってしまってお酒を飲んで、このまま電気復旧しなきゃ明日職場休み連絡しないといけなくなるかなーと思いつつではご飯を多めに炊こうと1升研いで水につけておきました。ちなみに水もでなくなるみたいだったので出なくなるまで汲んでそれで研いだ。

朝5時、眠れなくて起きて父に発電機を設置してもらったんだけど炊飯器は安定電源じゃないしこんなんじゃ炊けないし!的なピーピーピーピー鳴りまして発電機で炊飯は無理なのねーどうしようかーと一瞬だけ悩んだんだけどそうだ圧力鍋があるではないか、とぽんと手をたたき圧力鍋に炊飯器中の米と水を移動したところ鍋の淵ぎりぎりタップタップの状態になりこれは圧力かけても大変な事態になりそうですね、ということで半分5合ずつ炊くことにしたんだけど水と米をざるで別々に分けたはいいが浸水した米は1カップであっても1カップではないだろうということにはたと気づき、米の質量を計測、半分にし水も半分にして2回に分けて炊きました。

圧力鍋でのお米の炊き方は携帯でインターネットでグーグルで検索ですぐ出てきた。たぶん「強火でシューシューいうところまで加熱、いいはじめたら弱火にして5分、その後火を止めて10分蒸らし」でOKです。水が多いか?と思うくらいモチみたいにモチモチしていて米粒と米粒がくっついているようなとこだったけどおなかがすいてたからかすっげえうまい!と感動してしまった。17分くらいで炊きあがるんで炊飯器よりよっぽど早い。また一つ新しいことを覚えました。

炊きあがったご飯をおにぎりにしようと暗い冷蔵庫を開けたところ3月のお別れの記念にと同僚から頂いたおかかがあったのでおかかおにぎりを10個ほど作成、この時点で6時半でしたので職場に出ました。
職場につく10分前からついてから1時間ほどは電話を取り対応するだけで精いっぱいの恐ろしい時間が待ち受けていました。電話を取ってもとっても鳴り続けるを初めて体験した!わたしがついた時点ですでに2人来ていて永遠と電話との戦いだったらしい。

「とりあえず自宅待機」という連絡をし続ける。

この先に悪口を永遠と書いたんだけどちょっとなあと思って削除しました。誰も得をしない。
ただ現実問題として、この日小中学校は6時20分ごろにはテレビに「本日休校」という連絡をしていたこと、それよりよっぽど通学範囲が広い高校がその判断がはるかに遅れたことは書いておきます。
ふつうの生活でも朝6時半には家を出る子も多いのに。朝電気がないってことは朝ごはんを食べれない人が多いってことでお昼ごはんだって持たせられないだろうっていうのはすぐわかったと思うんですけど。


その後正式な連絡をするためにまた永遠と電話をし続けましたとさ。
何も学んでないじゃないか!と自分にも腹が立ってしょうがない。
もうしばらくないだろう、被災地の方々を思うと自分が停電になったらどうしようのアイテムですら買いだめ言われるのが怖くて手が出なかったけど自分の身は自分で守るようなアイテムくらいは手にいれておかないとだめだ、と身にしみて感じました。
そして同じように3月12日に給油してから遠慮していたガソリンだって「なんで入れとかないんだ自分!」と腹が立つ。

まあ17時ごろには秋田県全域で電気復旧したのですが、本震から学ばなきゃと思ってたわりに全然じゃん自分にとても落ち込んでいます。まあそんなレベルなんだけどね…自分はもう少しやれる子だったと思ってたんだけどね…。いまだ本震から電気復旧していないところだってあるのに停電起こったくらいで(しかも2回目なのに)慌てふためくちっちゃさがもう…。

おにぎりはあっという間にはけて、お世辞だと思うけどとてもおいしいとみんな言ってくれたのが少しばかりの救いです。
もう少し本気で勉強します…。